ヒアルロン酸注射だけで大丈夫?変形性膝関節症と鍼灸治療の可能性
変形性膝関節症(膝OA)は中高年の方に多く見られ、膝の痛みや腫れが生活の質を大きく損ないます。日本の整形外科では、この膝OAに対してヒアルロン酸注射が頻繁に行われていますが、その効果はどうでしょうか?
ヒアルロン酸注射の効果と限界
ヒアルロン酸は関節内の潤滑液として働き、痛みの軽減や関節の動きをスムーズにする作用があります。軽度~中等度の膝OAには一定の効果が期待できますが、効果は一時的であり、重度のOAではあまり改善が見込めません。また、欧米ではその有効性に疑問が投げかけられ、推奨度が低下しています。
それでも日本で広く行われているのは、保険診療で受けやすく、即効性を期待する患者が多いことが背景にあるようです。
鍼灸治療の可能性
一方、鍼灸治療は膝周囲の血流改善や筋肉の緊張緩和を通じて、膝関節への負担を軽減します。これにより、痛みの緩和だけでなく、再発予防や機能改善も期待できます。
特に董氏楊氏奇穴では膝の痛みに対応する効果的なツボが多くあります。膝だけでなく全身のバランスも整えながら改善を図ります。
まとめ
ヒアルロン酸注射は一つの選択肢ですが、それだけに頼るのは限界があります。鍼灸治療を取り入れることで、多角的なアプローチが可能になります。
膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ、くわはら鍼灸院で鍼灸治療をも試してみてください。新しい可能性が広がるかもしれません。