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膝に水が溜まるのは、膝を守りたいという体からの愛のサインかも?

膝痛

膝に水が溜まるのは、膝を守りたいという体からの愛のサインかも?

 

膝に水が溜まる――これは決して体が「間違えた反応」ではありません。むしろ、体が必死に膝を守ろうと働いている証拠なのです。

膝関節には滑液(かつえき)という液体があり、関節の動きを滑らかにし、衝撃から守る大切な役割を担っています。しかし、膝に負担がかかり過ぎたり炎症が起きたりすると、体は膝を守ろうと滑液を増やし、クッションを強化するような働きを見せます。これが「膝に水が溜まる」という現象です。

 

免疫学者だった故・安保徹先生がこう語っています。

 

「身体は間違わないけど、生き方は間違うことがある」

 

膝に水が溜まるのも、膝そのものに問題があるのではなく、生き方や日常の過ごし方にヒントが隠されているかもしれません。

 

たとえば…

• 仕事や家事に追われて膝を酷使していませんか?

• 自分に厳しすぎたり、無理をし過ぎていませんか?

• 本当は立ち止まりたいのに、頑張り続けていませんか?

 

膝は体を支える土台です。膝の不調は「自分の生き方を見直しなさい」という体からのメッセージであることが多いのです。

 

 

膝に水が溜まる理由を受け入れ、体の声を聞く

膝に水が溜まると不快に感じるかもしれません。しかし、それを単なる「不調」として排除しようとするのではなく、「膝を守ろうとする体の愛のサイン」として受け入れてみてはいかがでしょうか。

 

東洋医学の視点では、膝は腎(じん)や肝(かん)の働きと深く関係しています。腎は生命エネルギーの源であり、膝が腫れるときは「疲れが溜まりすぎている」「体の底力が弱っている」ことを示しているとも言われます。また、膝の状態が悪いときは柔軟な発想がしにくく、頑なな気持ちになっている可能性もあります。

 

 

体と心のケアを大切にする方法

膝に水が溜まったときは、無理をせず休息を取りましょう。そして、鍼灸治療や適度な運動で体を整えることが効果的です。特に陰陵泉(SP9)や足三里(ST36)などの経穴は膝周りの巡りを改善し、体内の余分な水分を排出する助けになります。

 

それと同時に、心にゆとりを持ち、**「自分を少し甘やかす時間」**を意識的に作ってください。膝の水が引いてきたとき、心も軽くなり、新しい発見があるかもしれません。

 

膝の不調は体がくれる愛のサインです。どうかその声を無視せず、優しく耳を傾けてみてください。きっとそこには、これからの生き方を変えるヒントが隠されていますよ。